本を別の言語に翻訳する
いちばん大変なのは、本を書くことです。以前は翻訳もそれに近い大変さでした。言語ごとに翻訳者を立て、言語ごとにレイアウトを組み直し、出版社でもなければ割に合わない費用がかかったのです。
AnyTale では、本を一度書いたら、あとはボタンを十九回押すだけです。一つの物語が十九冊の本になり、あなたの言葉を一言も知らない子どもでも読めるようになります。料金は 1,000 語ごとに 1 トークンで、短い絵本なら一言語あたり 1 トークンに収まることがほとんどです。
それが実際にどれだけの価値を持つか
本を販売しているなら、翻訳はコピーではありません。新しい市場に向けた、新しい商品です。すでに書き上げた同じ物語を、スペイン語、英語、ポーランド語、スウェーデン語で出せば、それぞれが、原書には決してたどり着かなかった読者に届きます。仕事はもう終わっています。翻訳にかかるのは、数トークンと数分だけです。
特定のお子さんのためにつくった本なら、海外に住むおばあちゃんも、自分の言葉で、同じ本を読めるということです。
どちらにしても、計算は同じです。いちばん手間とお金がかかる部分——物語、登場人物、イラスト——は一度つくるだけで、十九回使い回せます。
どこにあるか
エディター左上の本メニューを開き、翻訳を追加を選びます。横の旗のアイコンが、いまの本の言語です。
本の翻訳ダイアログは、言語の一覧より先に三つのことを教えてくれます。
- 元の言語 — 本が書かれた言語です。すべての翻訳はここから行われます。
- 料金 — 本文 1,000 語ごとに 1 トークン。
- トークン残高 — たとえば四言語に訳すといくらかかるか、始める前にわかります。
一覧の上には、すべて、翻訳済み、利用可能の三つのカウンターがあります。一度も翻訳していない本なら、19、0、19 と表示されます。
いま使える 19 言語
各言語は、英語名と現地語名が書かれたカードで並んでいます。翻訳するを押せば、その言語が本に追加されます。
追加できる言語の数はプランによって異なります。Starter は 3 言語、Creator は 10 言語、Master Pro はすべての言語です。
| 地域 | 言語 |
|---|---|
| 西ヨーロッパ | スペイン語(Español)、フランス語(Français)、ドイツ語(Deutsch)、イタリア語(Italiano)、ポルトガル語(Português)、オランダ語(Nederlands) |
| 北欧 | スウェーデン語(Svenska)、ノルウェー語(Norsk)、デンマーク語(Dansk)、フィンランド語(Suomi) |
| 中央ヨーロッパ | ポーランド語(Polski)、チェコ語(Čeština)、ハンガリー語(Magyar)、ルーマニア語(Română) |
| バルト三国と東ヨーロッパ | ラトビア語(Latviešu)、リトアニア語(Lietuvių)、エストニア語(Eesti)、ウクライナ語(Українська)、ロシア語(Русский) |
これでヨーロッパの大部分と、その外に広がるスペイン語圏・ポルトガル語圏をカバーできます。
近日公開:さらに 17 言語
第二弾を準備中です。カタログはヨーロッパの外へ大きく広がります。
| グループ | 言語 |
|---|---|
| 東アジア | 中国語(簡体字)、中国語(繁体字)、日本語、韓国語 |
| トルコ | トルコ語 |
| 英語のバリエーション | アメリカ英語とイギリス英語を、別々の選択肢として |
| その他のヨーロッパ | ギリシャ語、ブルガリア語、スロバキア語、クロアチア語、スロベニア語、セルビア語 |
| 中東・南アジア | アラビア語、ヘブライ語、ペルシャ語、ウルドゥー語 |
このうち二つは、少し説明しておきます。
中国語は、あえて二種類用意します。 簡体字は中国本土とシンガポールで、繁体字は台湾・香港・マカオで読まれています。互いに置き換えられるものではなく、片方しか用意しなければ、多くの読者にとって「どこかおかしい」文章になってしまいます。
英語もアメリカとイギリスに分かれます。 理由は同じです。color と colour の違いだけではありません。つづり、句読点、ちょっとした文法の癖まで、読者は理由を言えなくても、すぐに気づきます。販売する市場に合ったほうを選べば、その土地で書かれた本のように読めます。
訳されるのは言葉で、絵ではない
イラストはそのまま残ります。たいていは、それで正解です。生成にはコストがかかっていますし、言語が変わってもつくり直す必要はありません。
気をつけたいのは、テキストボックスではなく、絵の中に描かれた文字です。看板、ラベル、イラストに直接描き込まれたタイトルは画像の一部なので、翻訳では手が届きません。そうした画像がある場合は、別途生成し直すつもりでいてください。
文章の長さは変わる
訳した文が、元と同じ長さになることはめったにありません。
- ドイツ語とフィンランド語は、英語より三分の一ほど長くなるのが普通です。ボックスにぴったり収まっていた文章は、はみ出すか、縮小されて収まります。
- ハンガリー語、ポーランド語、チェコ語は長い複合語をつくるうえ、きれいに改行できないので、幅の狭い段では不自然な隙間ができることがあります。
- ウクライナ語とロシア語も、英語より長くなりがちです。
それで翻訳が壊れるわけではありません。元の本で窮屈だったページが、翻訳後には別の形で窮屈になる、というだけです。
翻訳したあとに確認すること
| 確認するところ | 理由 |
|---|---|
| 全ページをプレビューで | ボックスからはみ出した文章や、人物に重なった文章を見つけるいちばん早い方法です。 |
| 表紙とタイトル | タイトルは短いので、長さが変わると目立ちます。 |
| にぎやかなイラストに重なった文章 | 文が長くなったことで、絵の暗い部分にかかり、読めなくなっていることがあります。 |
| 名前 | 主人公の名前をすべての言語で同じにするか、それぞれの土地の名前にするかを決めてください。どちらでも構いません。大事なのは、あとで気づくのではなく、先に決めておくことです。 |
どれも、ふだんの文章編集で直せます。ボックスを選んで、大きさ、行間、言い回しを調整してください。
ヒント:まず一つの言語だけ訳して全体を読み、残りを購入するのはそのあとにしてください。最初の版を直すなかでわかること——窮屈なテキストボックス、もっと場所の要るタイトル——は、ほぼそのまま他の言語にも当てはまります。元のレイアウトを一度直すほうが、十九の翻訳を一つずつ直すよりずっと早く済みます。
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